干物だけじゃない!キンメダイの美味しい食べ方

加領郷は奈半利のキンメダイの産地

奈半利町の漁業の中心は、室戸市との境界に位置する加領郷地区だ。この地域では、世界最大級の強い流れで有名な黒潮に乗って、多くの種類の、そして上質な魚介類を獲ることができる。

昔から漁業で発展してきたこの加領郷地区に、ふるさと納税の寄附金の一部を使って「加領郷 魚舎(かりょうごう なや)」という施設が建設された。
加領郷の漁港で獲れた新鮮な魚を販売するスペースや、その場で食べてもらえるような飲食コーナーがあり、特にお昼時には名物の定食を楽しみにして多くの人が訪れる。

加領郷 魚舎にはもう一つの顔がある。
それは、水産物加工処理施設という顔だ。
獲れたての魚介類を加工し、その場で販売するのはもちろんのこと、ふるさと納税の返礼品もこちらで生産している。

獲れたての魚を手作業でひらき、細部まで丁寧に処理をする。加領郷 魚舎で働くのは、この町の漁師のお母さんたちだ。
お母さんたちの丁寧な作業によって作られる、気持ちがたっぷりこもった干物は、奈半利町のふるさと納税でも人気の返礼品のひとつだ。

漁師町の新鮮な金目鯛を干物で食す:https://furusato-nahari.com/specialty-goods/44/


地域活性化伝道師プロデュース「金目鯛の炊き込みご飯」

干物以外にもぜひ味わってほしいのが「金目鯛の炊き込みご飯」だ。
下ろした身をとり除いたあとに残った、「アラ」と呼ばれる頭や中骨などの部分を使って出汁をとり、金目鯛のゴロっとした身と、にんじん、ゴボウなどの野菜を一緒にごはんを炊く。
新鮮な金目鯛のアラからは、しっかりと旨味のある、とても良い出汁が採れるので、出汁を採るための他の食材等を加えなくても十分だ。
この出汁を使って炊き上げた金目鯛の炊き込みご飯からは、金目鯛の独特な香りがふわりと漂う。

この金目鯛の炊き込みご飯は、地域活性化伝道師である中澤さかな氏のプロデュースによるもの。
中澤氏といえば、「萩しーまーと」の初代駅長としても有名だが、内閣府の地方創生推進事務局の施策である「地域活性化伝道師」派遣制度に登録されている地域活性化伝道師の一人。地域おこしのスペシャリストとして内閣府に任命され、奈半利町に派遣された。

中澤氏プロデュースのもと完成した「金目鯛の炊き込みご飯」の専用パックは、加領郷 魚舎で調理してすぐに食べるものを忠実に再現しており、また、電子レンジで温められる専用パックに入っていることから、その手軽さも人気だ。

火を通しても硬くならないから鍋料理もおすすめ

 

もう一つ、キンメダイの美味しい食べ方としておすすめしたいのが「キンメダイの鍋」だ。
キンメダイの切り身は、やわらかくてふっくらとしたクセのない白身で、上品な脂の甘みを感じられるのが特徴。火を通しても身が硬くならないので、鍋料理にも向いている。
水炊きにしてぽん酢等で食べるのが、素材の味を感じられるおすすめの食べ方だが、甘みがあるのでピリ辛のチゲ鍋にも相性が良い。

一般的には高級魚と呼ばれるキンメダイは、刺身や煮付け、焼き物がメジャーな調理法だが、奈半利町の家庭では刺身などの生食以外にも、アラ煮や鍋料理、炊き込みご飯、干物…と、バラエティに富んだ調理がされる。
キンメダイのことを知り尽くした奈半利町民がおすすめする、キンメダイの美味しい食べ方。まずはふるさと納税でお試しを。